当施設の取り組みが、予防介助認定協会のyoutubeにて紹介されました

2025-09-22UP!

このたび、当施設の取り組みが、「予防介助認定協会」に高く評価され、その様子がYouTubeにて紹介されました。

ご利用者様のご家族様からは、「同じように困っている人々のためになると嬉しいです」との思いから、今回ご紹介させていただくことに、ご協力いただける運びとなりました。

予防介助とは、ご利用者様の心身機能をできる限り活かし、介助する方とされる方の両方が「ラクになる」ことを目的としたケアです。

今回ご紹介いただいたケースでは、もともとご本人の左腕の緊張が強く、左親指の爪が首に刺さってしまうという困りごとがありました。そこで、以下のような取り組みを行いました。

<取り組み>

  1. 予防介助の講師を招き、相談会を実施
  2. 教わった内容をもとに環境を調整
  • エアマットレスから普通マットレスに変更し、介護士がタオルを使用したポジショニングを行い、皮膚状態のチェックをコツコツ行いました。
  • 介護士と作業療法士で連携して、かたくなった皮膚や関節を無理のない範囲でほぐしたり、これまでとらなかった深めの側臥位をとったり、体と重力との関係を学習する機会をつくりました。次第に座位が可能になりました。

その結果
 予防介助実施前と比べて全身の緊張が少しやわらぎました。左親指の爪は、首に刺さらなくなりました。(専門的な言葉を使うと、前腕の回内方向への過緊張が軽減したことで、爪が当たりにくくなったように見えます。最近は左手が顔に当たる日があっても、爪ではなく拳の面の部分になりました。)

    こうした日々の工夫と積み重ねが、予防介助の成果につながったと考えます。

    動画では、当施設での具体的な取り組みや考え方をご覧いただけます。

    ぜひご視聴ください(^^)